Akashi Seafood Wholesalers Cooperative Association

明石海産卸売協同組合

概要

名称明石海産卸売協同組合
所在地〒673-0044
明石市藤江2029番地の1(明石市公設地方卸売市場内)
設立年月日昭和46年5月17日
役員:代表理事川﨑 喜昭
組合員数15社(2024年度)
事業内容・組合員の取り扱う鮮魚、介類、冷凍品等の共同仕入
・組合員の事業に関する協定
・組合員の事業に関する経営及び技術の向上又は組合事業に関する知識の普及をはかるための情報の提供
・組合員の福利厚生に関する事業 等

魚がおいしく育つ明石の海
漁業と流通の極意

潮の流れが速い明石海峡

明石市の南側に浮かぶ淡路島の北端付近の「明石海峡」は、瀬戸内海と大阪湾を結ぶ重要な海峡で、海の幅が急に狭くなり、水深が深く、潮流が速いことが特徴です。

この速い潮流によって魚が鍛えられ、身が引き締まっていると言われます。

豊富な栄養分が含まれる海

明石付近の瀬戸内海は、内海のため波は比較的穏やかで、地形的には海と山が近く、川から流れてくる水には豊富な栄養分が含まれて海を潤しています。この栄養分がプランクトンを増やし、それを餌とする魚介類も豊かに育つため、自然の恵みが感じられる美味しい魚が多くなると考えられています。

また、「鹿ノ瀬」と呼ばれる浅瀬の存在も大きく、潮通しの良いきれいな砂地の海底は小魚の産卵場所になっており、自然の生態系ピラミッドが多様な生き物を育んでいる。

鮮度保持の高い技術力

明石は古くから良質な漁場として知られています。漁師は魚の特徴に応じた漁法を駆使してきました。漁場と漁港が近く、魚をできるだけ生きたまま運ぶことで、新鮮さを保っています。

また、漁師や漁協職員、仲卸たちが活け締めなどの技術を磨き、知識を受け継いで、鮮度の高い状態で消費者に届ける工夫をしてきました。目利きによる選りすぐった魚介類を丁寧に扱い、技術力が加わることで、味わいの深さにつながっています。

このような恵まれた環境と、漁業や魚の流通に携わる人々の熱意によって「明石ブランド」が築き上げられ、全国的にも高い評価を受けています。

明石の魚たち

組合の取り組み

給食事業

明石市は瀬戸内海の豊富な海の幸に恵まれています。魚食離れが進んでいるようですが、子供達に美味しいお魚をたくさん食べてもらいたいです。

当組合では明石市内の中学校へ年に数回、給食食材として、鮮魚の提供に協力しています。

さかな文化祭

明石市公設地方卸売市場にて、『いいさかなの日(11/3~11/7)』である2024年11月4日に『さかな文化祭あかし』が初開催されました。

当組合も出展協力しました。タッチプールコーナーでは、マンボウやマグロの大型魚に大人も子供も大興奮でした。次回開催も楽しみです♪

明石おさかな普及協議会

明石市公設地方卸売市場内の卸業者、仲卸業者、で構成されている団体です。消費者のみなさまに、おいしい水産物をたくさん食べていただくための普及、啓発活動をしています。

2022年には同年11月に明石市で開催された「第41 回全国豊かな海づくり大会 兵庫大会」をきっかけに「こども海の文学賞」を創設しました。

豊かな海の取り組み

明石をはじめとする瀬戸内海は古来より栄養豊富な「豊かな海」で、その環境の中に多種多様な生き物が棲んでいます。1960年代から公害の影響で海の水質汚染が問題となり、1970年代から「きれいな海」を取り戻そうと、排水処理規制などさまざまな努力によって水質は大きく改善されました。

ところが近年、漁獲量が減少するなど新たな問題が発生しています。その原因は、海中の栄養塩(窒素、リンなど)の不足だと考えられています。栄養不足により、例えば、兵庫県が日本有数の生産量を誇るノリでは、色が黄色っぽくなる「色落ち」という現象が発生。イカナゴの漁獲量激減も深刻な状況で、エサの動物プランクトンが減ったことが原因の一つとみられています。海の栄養不足によって食物連鎖のピラミッドが小さくなってしまっています。

そこで、漁業者は行政や研究機関、他業種の方々とも連携し、豊かな海を目指す取り組みに力を入れています。

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